複数の値の組合せを元に計算する式を「配列数式」といいます。
難しい言葉ですが、以下に例を示すならば
=A1*B1
=A2*B2
=A3*B3
という3つの式を
{=A1:A3*B1:B3}
とまとめた式にすることです。
C1からC3の3つのセルにこの式を書くことでそれぞれの行のA列×B列の答えを表示してくれます。
しかしながら、ただ{}を使って書けばいいわけではないのが難しいところ。
まず、C1からC3の3つのセルを選択してから、C1のセルに「=」を入力し、A1からA3を選びます。ここれでC1のセルの中身が「=A1:A3」となります。
次に「*」キーを押してからB1からB3を選びます。「=A1:A3*B1:B3」になりますね。
これを配列数式にします。
「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キーを押すと「{=A1:A3*B1:B3}」と表示が変わって配列数式になりました。
C列の3つのセルに一度に計算式が入り答えが出たと思います。
これだけだと、ややこしい分あまり恩恵を感じられない気もしますが、この配列数式を計算式の中で使用することで計算を簡単にすることができます。
例えば、単価700円のカレーライスが10杯、800円のオムライスが5杯、300円のジュースが20杯売れた時の売り上げがいくらかを一つの式で計算する時に
@A列1〜3に商品名、B列1〜3に単価、C列1〜3に販売数を記入した表を作ります。
AD1に売上を記入したいので、D1に上記の要領で配列数式を入力します。
「=sum(B1:B3*C1:C3)」と入力して「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キーを同時押しします。
「{=sum(B1:B3*C1:C3)}」という式に表示が変わり、配列数式になりました。
SUM関数がそれぞれの値を合計してくれるので、商品ごとの売上を出さずに売上の合計が出せました。
項目数が増えてくるほど、一発で売り上げなどの合計が出せるので役に立つかと思います。
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